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リンパ浮腫について
リンパ浮腫には
①原発性リンパ浮腫:先天的なリンパ管低形成や過形成を含めた発育不全(一次性)原因不明のリンパ浮腫と
②続発性リンパ浮腫:手術などでリンパ管やリンパ節が損傷をうけて発症するリンパ浮腫
(二次性リンパ浮腫)
にわけられます。
続発性リンパ浮腫には、がん治療や外傷、寄生虫感染などがあり、日本では、がん治療に伴うのが多いです。がんの手術では、転移を防ぐために、病巣だけでなく近くのリンパ節を切除することがあります。これをリンパ節郭清術と言い、リンパ液の流れを低下させる大きな要因となります。
手術に伴うリンパ節切除や放射線治療、薬物療法などを原因として、リンパ管がダメージを受け、リンパ液の流れが停滞し、腕や脚がなどがむくむ状態をいいます。
がん治療以外では交通事故などで広範囲に外傷を受けた場合や、静脈血栓、血管障害などでも局所がむくむことがあります。
リンパ浮腫を引き起こしやすいがんは、乳がん、子宮がん、卵巣がん、前立腺がん、大腸がんなどが挙げられます。
リンパ浮腫の発症には個人差があり、手術後1年から10年以上経過してから出現する場合があります。
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